自分流!DTMによるライブ音源作成!

自分のやっているバンド「PSYDOLL」のライブ用音源作成について、と、PSYDOLLに関すること。

DAW環境再構築の顛末(1)

今回、DAW環境を大幅に変更する事態となった。
その顛末について、覚え書き程度にまとめておこうと思う。
まず、変更前のDAW環境は、概ねこんな感じである。
 
HOSTアプリケーション:
Logic Pro X ver 10.32
 
Plugins:
UAD-2
Aurtria
IK Multimedia
他、多数
 
ハードウェア:
PC : Mac Pro (Early 2008) memory 28GB
DSP : UAD-2 Duo, Quad (PCIe)
Audio I/F : motu 828mk2(FireWire) x 2
 
1.この環境にて、何が起こったか。
9月初頭、突然、UAD-2 のエラーメッセージが提示される。
確かこんな。" One or more UAD plug-ins have been disabled"
そしてエラーコードが「38」であることが示される。
 
調べると、トラックに挿入したUADプラグインのうち幾つかに「Diasbled」のメッセーが出て、そのPlug-In のエフェクトが掛からなくなっている。
因みに、そのトラックの音は出ているし、使用中の全てのUADプラグインが使用不可となっているわけではない。
 
当初は、ともかく対症療法で、ということで、Logicの再起動、Mac の再起動、などを行ったがこれらは効果がなかったと記憶している。
次に試したのが、UAD-2アプリケーションを上書き再インストールする方法。上書き再インストールした後に、Macを再起動、または、電源OFF状態から電源ONにしての再起動。これはある程度効果があったと思う。
しばらくその状態で騙し騙し使用するわけだが、上述のエラーコード38が出る頻度が徐々に高くなる。
調子の良いときは1時間位は平気で使えていたのだが(それでも1時間位が限度だったが)、遂に、1曲の中で頻繁にエラーが出るようになり、とても作業をできる状態ではなくなってしまった。
さすがにどうしようもないので、ネットで調べ出す。すると、UAD-2のサイトに、Code-38 のエラーに対する対策が幾つか挙げられているのを発見。
 
どうも、原因は、UAD-2のアクセラレータカードと、ホストマシン(MacPro)との通信不良らしい。
なるほど、これであれば、OS 自体、および、Logic の動作そのものには問題が無かった理由がわかる。
そして、エラーが出るプラグインと、出ないプラグインがあることも。おそらく、UAD-2 DuoとQuadのうち、何れかに問題があり、問題がある側に割り当てられたプラグインに不具合が発生し、問題がない側に割り当てられたプラグインは、問題が起きない、と予測できる。DuoとQuadのどちらにどのプラグインが割り当てられているかは、分からない(と思った)。
で、対策として記載されているUAD-2の再インストールなどは既に散々試して失敗している。残るは、UAD-2のアクセラレータカードを一旦外し、端子をクリーニングしてから再装着、というものがあった。これはやってない。早速試してみることに。
しかしながら、状況は全く改善せず。
 
ここまできて考えられるのが、
(1)UAD-2アクセラレータカード自体の不具合
(2)MacPro本体ハードウェア(マザーボード)の不具合
 
これらに対する具体的な対策としては、(1)に対しては、アクセラレータカードを買い換える方法が考えられる。また、(2)に対しては、マザーボードを修理、交換する方法もあるが、現MacProは既に新規OSに対応していなこともあり、そこまでして延命措置を施す意味があるのか、不明。
しかしながら、(1)については、MacPro自体が問題無いと確認できない状況で実行するのは、分の悪い賭けである。また、UAD-2のアクセラレータには、PCIe版、FireWire版、USB版、Thinderbolt版があるのだが、現在使用しているのはPCIe版。しかしながら、対するMacProは既に戦力外通知を受けOSの更新などが受けられない。なので、PCIe版を買い直すのは、あまりにその場しのぎ的で、先がない。
一方、(2)については、Apple社が思い切りよく過去のインタフェースを捨ててしまったおかげで、現在使用しているAudio I/F(motu 828mk2 FireWire)が対応するかどうか、不安。ただ、ネットには、一応大丈夫そうだ、という記事があったので、一縷の望みを。
 
…等々、散々考えあぐねた挙げ句、たどり着いた結論は、Mac 本体&UADハードウェアの買い替え、である。
ここから、幾つかの課題をクリアする必要があるわけだが、これについては、次回の更新にて。